"親"であるというのは非常に大変なことですが、
親になる前のトレーニングを受けた人など誰もおらず、
神のような"完全な親"は、本当はどこにもいません。
人は親のネガティブな習慣や考え方を、
無意識のうちに受け継いでしまいやすく、
人との関係をこじらせたり、
精神性や感情面での成長を歪ませることがあります。
親にどのように扱われて育ったかを、振り返ってよく考えないままでいると、
人生のパートナーとなるべき異性(配偶者や恋人)との関係や、
友人や同僚などに、親の性格を思い起こさせる人が現れた時、
その人を誤解しやすくなったりします。
また、親への感情的なわだかまりが残っていると、
むやみに他人をコントロールしたり、
相手や自分に、苦痛を与えることが多くなります。
特に"自分では変わりたいのに、変われない"状態など、
親との関係の持ち方や、子供時代の育てられ方で、
未解決の問題が放置されていることに要因があると、
無意識のうちに、親との関係と同じパターンを
繰り返す可能性が高くなります。
自分を捉えなおし、人間的成長の糧にするチェックをしてみましょう。
これは、自分の親チェックは勿論、
"自分が親側として、子供にしていないか?"のチェックでもOKです。
また、父母それぞれ別に想定してチェックをしてみるのも良いでしょう。
各質問で、当てはまるものに、チェックをつけます。
チェックが、22個以上あれば、
自分史を改めて探る心理的メリットは
大きくあることがいえます。
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