例えば、女性が子どもを身ごもると、たちまち“母親”にならざるを得ないのですが、本当はその女性が、その人らしく“母親である”という自我を同一できて、初めて真の“母親らしさ”を獲得できるものであります。 母親としての自分、女性としての自分、また一人の人間としての自分と、改めて出会うことによって、精神的母性を培うことができ、やがて子どもとの情緒交流や、関係性という面に役立っていきます。個々の独自性の探求を大切にして開花し、本当の自分らしさを見出すことにより、初めて本当の母性が発揮できることが言えます。 けれども、懐妊から出産、またその後の育児期間において、女性には生理的・身体的変化と共に、“母親に成って行く試練と課題”が常に訪れ、それらも同時に受容していかなくてはなりません。 また、真実的な意味で母性を発揮するということは、いわゆる母性の神話と呼ばれるような、他者や外部から“母親とはこうあるべき”という概念に従うことではなく、母親の“仮面”をつけることでもありません。役割の“仮面”については、父親や、育児に携わる全ての人についても同様であり、また、周囲はそのサポートとしての役割が求められます。 親や育児に関わる人々は、子どもを取り巻く単なる環境の1つではありません。 それぞれに人間としての歴史があり、常に成長しながら独自の人生を歩んでいる“生きた存在”です。 自分を見つめる態度をもつこと、そしてその体感そのものが育児・教育の大切な宝へと繋がるでしょう。 育児への不安には個人差があれど、どのような親にもそれはつきまといます。 ストレスが生じたり、適応しにくくなってしまうことも決して珍しいことではありません。 さらに、核家族化が進み、ひきこもりがちな現代育児において、身近に相談相手がいない場合、心配や悩みが深刻化してしまう場合もあるかも知れません。 育児に追われる生活、悩みを意識化する暇もなく、日々に対応するのが精一杯という親たちの癒しも大切です。 親自身のゆとりが、子育てのゆとりとなり、やがては子どもの心のゆとりに繋がっていきます。 育児を、皆で楽しんで行えるためのお手伝いができればと考えております。
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