心理・メンタル療法の「ユリア心理オフィス」

悩まない時、悩むべき時

日時：2015/03/25 1:10:08

専門的に言うところでの、親や家族の問題と向き合う“対決”や“直面化”。

これは互いにとって、ものスゴいエネルギーをつかう、心の作業なので…
それができず、目を逸らす人々が多いのも仕方ない(ーー)

先出の矢作直樹先生の著書、『悩まない』の中に、
それを俄かに言い表すフレーズがあり…

「わかろうとしない人にわからせる方法はない。～中略～
それを理解しないまま必死になって説いたところで、
時間のムダになるだけです。　」

まさに、“機能不全家族”を作ってしまう人達は、
“わかろうとしない”性質を持つ人達であり、
それ故に機能不全な家族を作り上げていて(°_°)

子供側が全うな何かを訴えても…
そもそも、自分と向き合うことを強烈に恐れているので、
“わかろうとしない”態度を貫いて自分を護り、
“自己愛”に徹するわけです-.-；

そのような人々に、身を削らんばかりの精神エネルギーを遣って、
まともな理解を訴えるより…
“諦める”、“距離を置く”という努力をする方が
賢明な判断であることが多々あり。

けれども、むしろそれこそが、とても難しかったりするわけです…
特に肉親・身内の場合-.-；；

しかし(ｰｰ)無理に理解を求めんとするほどに、
子供側が発狂するか、もはや発症レベルにも
至ってしまうことが往々にあり(*_*)

いくら言っても、正当な道理が伝わらない親達がいると、
子供側は、発症し病を持つことで代償して
訴える形になってしまいやすいわけです(ｰｰ)
パニック発作、自傷行為、抜毛、etc...
表現の種類は豊富です(ｰｰ)

＊＊＊　

また、 “変わろう”としている人と、
“そのままでいよう”とする人・。・；…2種類がいて。

それを、どう統合して受け止めるかを考えるにあたり-.-

同じく矢作先生の著書で、このようにまとめられている
ところがあります(゜_゜)

「 1. 人間は誰しも成長する過程にある。
2. 成長とは学びであり、学びは自己の経験を通してしか得られない。
3. 成長のスピードは人それぞれである。
4. 世間は、意識の進化した人、意識の進化していない人などさまざまいる。
5. しかし、そこに優劣などは存在しない。
6. 互いに成長過程にある事実を認め合うことが重要。　」

…ということで、相容れない親や身近な人間に対して、
強いストレスを感じながらどうしても“対決”をやらねば(＞_＜)！
…と考えずに(・_・
上記の特に４～６を頭に浮かべて、深呼吸です・。・えぇ。

～　今日の写真。
その著書です・。・タイトルが何ともあっさりそのまんまなので。
単純に捉えてしまうと、意味を誤解する人もいそうですが…
賛否両論あれど、本当は深い内容を淡々と言ってのけていることこそが、
この先生のスゴさかと(ｰｰ)～

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